【香港のダイエット茶】

仕事の関係で、2年ほど香港で暮らしていました。

やはり「食は香港にあり」(本当は「食は広州にあり」なのですが、香港はそれ以上と言う意味で)と言われるだけあって、美味しい中華料理を大いに楽しむ幸運に恵まれました。

一口に中華料理と言っても、種類は様々。

中でも香港の、いわば地元ともいえる中国華南地域の料理である広東料理は、やはり絶品でした。

【飲茶のベストパートナーといえば】

広東料理にお茶はつきもの。

中でも有名なのは飲茶(やむちゃ)。

お茶を飲みながら点心類を食べる昼食(時に朝食)とでも言ったらよいのでしょうか。

この飲茶の際に、香港人たちが、当たり前にオーダーしていたお茶が普洱茶(プーアール茶)です。

現地の言葉(広東語)では、「ボウレイチャー」と言います。

最初に聞いたときは、「亡霊茶」としか聞こえませんでした。

【カビくささがいい?】

で、このプーアール茶ですが、とにかく「カビくさい」というのが第一印象でした。

中国茶といえば、鉄観音とジャスミン茶くらいしか知らなかった自分にとっては、正直、おいしいというよりは、「地味な味やなあ」(まあお茶ですから当たり前っちゃあ当たり前ですが)という感想でした。

【油が洗い落とされていく感覚】

ところが、ひとたび現地の広東料理とタッグを組むや、実に抜群の相性なのです。

実際、広東料理の多くは、脂っこい料理が多いのですが(それゆえまた美味いのですが)、ややもすると胃にもたれがちな、その脂分が、プーアール茶を飲むことで、スーッと洗い流されていく感覚を覚えるのです。

「ちょっとお腹いっぱいかな」というときも、プーアール茶で一息入れると、また食べたくなっちゃうみたいな・・・

【どこへ行くにもボウレイチャー】

すっかりお気に入りになってしまい、その後中国茶を頼む機会があると必ずと言っていいほど(多少の知ったかぶりも手伝って)、「ボウレイチャー」を頼むようになりました。

【日本で飲むと??】

その後日本に帰ってきて、あの美味しかった「ボウレイチャー」を捜し求めたところ、日本では「プーアール茶」という名前がむしろ一般的であることを知りました。

日本で飲んだプーアール茶は、正直いまいち。

やはり現地の空気と料理に合うおいしさだったのだと実感しました。

【シミやシワには?】

なお、プーアール茶がしみやしわにいいという話もあるようです。

自分は、効果を実感したわけではありませんが、まあ漢方の香りはしなくはないので、まんざら事実無根でもないかも知れませんね。